コザ法律事務所は、弁護士3名が所属する、沖縄市知花にある法律事務所です。3名の弁護士全員が10年以上のキャリアをもち、一般民事事件、家庭の事件、刑事事件など様々な案件を取り扱っています。

事務所概要

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コザ法律事務所の歩みと概要

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設立

 事務所は、1976年(S51)5月15日、弁護士新垣勉により、沖縄市に設立されました。
 新垣は、1973年(S48)4月から事務所設立まで沖縄合同法律事務所に所属して、弁護士活動を行っていました。基地の町中部に民主的な事務所を作ろうとの沖縄合同法律事務所内での討議を経て、新垣を中部に送り出し、コザ法律事務所を設立することになりました。
 当時、中部には多くの法律事務所がありました。そのような中で、コザ法律事務所を設立することになったのは、当時、市民や中小零細事業者の相談を受けることを心がけ、人権の擁護や社会的正義の実現を目指す弁護士活動を行う民主的な法律事務所が中部・北部地域になかったからです。
 ですから、コザ法律事務所は、当初、沖縄合同法律事務所の兄弟事務所として歩み始めています。新垣は当時30歳の若手でした。

 

設立後の活動

 設立後、5~8年間はサラ金が社会問題となっていました。当時のサラ金業者の取り立ては過酷でした。そのような時期に、事務所は民商などと協力して「悪質サラ金被害者の会」を組織し、被害者の救済活動を精力的に行いました。当時、倒産や債権取り立てに追われている者も少なくなく、自己破産手続や民事再生手続などを積極的に活用して、依頼者の人生または事業の再出発を図る活動も精力的に行っていました。
 また当時、労働事件を「労働者の立場」で引き受ける法律事務所がほとんどない中で、民主的な労働組合と連携して、中部・北部地域における解雇無効、賃金請求、残業代請求訴訟等についても、全力を挙げて取り組んでいました。
 当時は、弁護士の過労死が起きるのではないかという程、相談が集中していました。

 1990年(H2)年には、県内で「第6次暴力団抗争」が発生し、沖縄弁護士会が総力を挙げてこれに対処しました。暴力団の組事務所の撤去・使用禁止訴訟、暴力団の組長の損害賠償責任を追及する訴訟などが取り組まれましたが、新垣はこれにも積極的にかかわり、大きな貢献を果たしました。

 

現体制への発展

 事務所は、その後新人の加入・退所があり、市内諸見里から市内松本に移転し、さらに2005年(H17)5月に、市内松本から現在地の知花に移転しました。知花に移転後、2007年(H19)11月まで、事務所は新垣一人体制で弁護士活動を行っていましたが、同年12月に日高洋一郎、齋藤祐介の新人弁護士(修習60期)が入所し、新しく3名体制の事務所となりました。この新体制は、60歳代に入った新垣の経験を若手弁護士に意識的に継承し、事務所の性格を持続的に発展させ、この地“中部・北部”に改めて「人権の擁護と社会正義の実現」を使命とする民主的な事務所を建設するものと位置づけられました。
 そのため、日高、齊藤両弁護士は、入所当初から普天間爆音訴訟、辺野古関係訴訟、泡瀬干潟公金支出差止訴訟、あるいは労働事件などの社会的事件、刑事事件等に積極的に参加するようになりました。両弁護士の急速な成長は、このような積極的な取り組みの中で起きたものだと自負しております。

 弁護士の成長は、「事件の取り組み」の中で血となり肉となります。両弁護士はすでに十分な経験を積み、中堅弁護士として多忙な日々を送っています。
 2014年(H26)1月には、それまで大阪弁護士会に所属して、嘉手納爆音訴訟を長年担当していた高木吉朗弁護士が沖縄に移住し、事務所に加入しました。高木は、1998年登録(修習50期)のベテラン中堅弁護士で、同氏の入所により、事務所は世代的にバランスがとれた法律事務所となりました。
 この事務所の性格は、困難な法律問題あるいは事件に遭遇した際に、民主的な討議の中で、それを解決し克服する知恵を生み出す制度的な基盤を作りだしています。
 事務所の弁護士は、いずれも全国的な民主的法律家団体(「自由法曹団」、「日本労働弁護団」、「日本民主法律家協会」、「青年法律家協会」、「国際法律家協会」、「環境法律家連盟」、「医療事故情報センター」など)にも加入し、常に全国的な連携を視野に入れながら活動を展開しており、これは事務所の大きな特徴となっています。

 

現在の事務所体制

 2020年1月1日付で齋藤祐介が独立したことに伴い、現在、事務所は弁護士3名(新垣勉、高木吉朗、日高洋一郎)、事務局4名体制で執務を行っております。
 依頼者のご希望に沿って、複数体制で法律相談を受けたり、事件受任を行うことも行っており、依頼者の選択で受任弁護士を選べるようにしております。

 また正月と夏に、ご挨拶・近況報告を兼ねて「コザ法律ニュース」を定期的に発行し、依頼者と事務所をつなぐ絆なにしております。
 庶民の立場に立ち、強き者をくじき弱き者を助ける「反骨」精神はいつのまにか事務所の伝統となっているように感じています。
 率直さと情熱を大切にする当事務所に、お困りの際には、お気軽にご相談をして頂ければ、お役に立てるのではないかと考えております。

( 執筆 弁護士 新垣 勉 )

 

事務所概要

名称コザ法律事務所
住所〒904-2143
沖縄県沖縄市知花1-26-10 (2F)
TEL098-934-3298
職員弁護士:3名
事務員:4名

 

事務所へのアクセスマップ

  1. 「法務局入口」バス停下車、そこから知花十字路向け徒歩2分
    (謝苅線63番、謝苅おもろまち線263番)
  2. 「知花バス停」下車、そこから赤道十字路向け徒歩10分
    (知花線90番、中部線62番、石川北谷線75番、石川空港線123番
  3. 「美里入口」バス停下車、そこから北向け徒歩20分
    (屋慶名線27番、93番、127番、227番、具志川線21番、23番、113番、名護東線77番、国体道路線112番、前原線61番など)

那覇地方裁判所沖縄支部正面入り口で裁判所を背に立つと、左斜め 前50mくらいのところの建物2階部分に看板が見えます。

お気軽にご相談ください TEL 098-934-3298 受付時間 9:00 - 17:30 [土・日・祝日除く ]

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